定期購買アプリでは、2025年2月26日の仕様変更(ShopifyAPIのバージョンアップ)により、Shopifyの商品設定で「在庫切れ時でも販売する」が有効になっていない商品が在庫切れになると、定期注文が失敗するようになりました。
この記事では、在庫切れ時に定期注文が失敗する件の回避方法や、失敗した場合の顧客対応についてご案内します。
ShopifyAPIのバージョンアップに伴い、契約に含まれる商品の内、1つでも在庫がない商品が含まれる場合は決済が失敗するようになりました。
※Shopify側の仕様変更によるエラーとなります。
該当の定期購買契約詳細画面を開くと、こちらのエラーが表示されています。
マイページにて、「失敗(在庫が不足しています)」と表示されます。
※一般設定>メール設定>定期購買決済の失敗 が有効になっている場合は、在庫不足で決済失敗した旨のメールが送付されます
(定期購買決済失敗時のメール送付がOFFの場合) 顧客への通知
在庫切れで注文が失敗していることに気づいた場合、顧客宛に連絡を行います。
以下の情報をお伝えください:
商品が在庫切れのため、エラーが発生したこと
入荷次第、再決済処理を行い商品を発送する旨
在庫を補充
商品管理画面にて、商品の在庫数を補充します。
再決済
決済失敗により契約ステータスが一時停止になっている場合、「再開」を行なってください。
契約ステータスがアクティブになったら、「再決済」あるいは「今すぐ注文」を押下
これにより、再度決済リクエストが送信され、決済が成功すると注文が作成されます。
結論としては、下記どちらかの状態であれば、エラーは発生いたしません。
「在庫を追跡する」がOFFになっている場合
「在庫を追跡する」がON、かつ「在庫切れの時でも販売を続ける」がONになっている
商品管理画面上で、「在庫を追跡する」をOFFにしてください。
※デジタル商品や会費の場合、在庫の概念がないため
商品管理画面上で、以下2点の設定を行ってください。
「在庫を追跡する」をON
「在庫切れの時でも販売を続ける」をON
これにより、在庫がマイナスになっても注文が作成され続けるようになります。
併せて以下どちらかの運用をするのがおすすめです。
定期購買一覧>エクスポート にて、下記条件でCSVファイルをエクスポートし、商品名で並び替えたりすることにより、おおよその注文予定個数を洗い出せます。
エクスポート単位:契約単位
エクスポート期間:次回決済日を指定
※直前で商品が変更された場合は、予定個数と実際の注文個数がズレることがございます。
※定期契約が保持しているのはあくまで「次回決済日」であり、「次々回の決済日」で絞り込むことはできませんのでご注意ください。
一般設定>マイページ設定>お届け日の変更>注文されてから届くまでの最短日数(注文日を除く) の日数を長めに設定する。
注文が入ってから、商品を入荷し発送する。
初回は在庫を追跡したいが、2回目以降は在庫追跡したくない(決済のみのため)場合は、以下の方法がおすすめです。
初回商品用と、2回目以降用に分けて商品を作成。
初回商品:「在庫を追跡する」をON、「在庫切れの時でも販売を続ける」をOFFにする
2回目以降の商品:初回商品を複製し、在庫関連の設定のみ以下のように設定
「在庫を追跡する」をOFF にする
プラン設定にて、プラングループを作成(商品にバリエーションがある場合は、バリエーション1つにつき1プラングループを作成)。2回目以降の配送商品を変更する機能をONにし、1で作成した商品をそれぞれ設定する。